福島みずほ参議院議員らを訪問し、「所有権の喪失」制度化に向けて意見交換を行いました #飼い主に傷つけられた動物を守れる社会に

一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブル(以下、「当財団」とする。)は、2023年9月の動物愛護週間より「#飼い主に傷つけられた動物を守れる社会に」プロジェクトを開始し、署名活動を通じて動物愛護管理法の見直しを訴えています。
2025年4月30日、当財団代表理事・滝川クリステルは、平成国際大学法学部教授・牧野高志氏とともに、福島みずほ参議院議員(動物愛護議員連盟 事務局長)、串田誠一参議院議員(同 事務局次長)、小宮山泰子衆議院議員(同 副会長)を訪問しました。
面会では、当財団が署名において実現を求めている──緊急一時保護、所有権の喪失、行政による被虐動物の保管──の3点のうち、特に法的ハードルが高い「所有権の喪失」に焦点を当て、立法化に向けた打開策について議論をさせていただきました。 その中で、「緊急一時保護」が可能になることは、所有権喪失への流れの加速にもつながるため、「緊急一時保護」の制度化が非常に重要である、という点で、特に意見が一致したように感じています。
一例として、「緊急一時保護」の実現によって、行政が目の前で虐待に苦しむ動物をすみやかに保護できるようなれば、保護後の健康状態や飼養環境の記録、所有者の改善状況、再犯率など具体的なデータが継続的に蓄積されます。こうした客観的エビデンスが増えれば増えるほど、「飼育環境が改善されない」「再虐待のリスクが高い」といったケースが明確に可視化され、所有権を剝奪しなければ結局は動物の福祉を守れない――という“立法事実”が説得力をもって示せるようになります。結果として、所有権喪失を含むより強力な保護制度の必要性を国会で後押しする流れが加速する――そういったアプローチも考えられます。
議員の先生方との議論のなかで、先生方からは、動物を取り巻く現状への深い理解と、今期改正にかける強い意気込みが伝わって来ました。
一度傷ついた動物が、二度と傷つけられることのない社会、ひいては暴力・虐待のない社会実現のため、当財団は皆様とともに歩み続けます。
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