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Volunteer’s Report 021 フォスターアカデミー オンラインセミナー第10回に参加しました part2

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photo by 半沢 健

「フォスターアカデミー オンラインセミナー第10回に参加しました②」

 八巻 千鶴子

後半は、第4回~9回目オンラインセミナーの講師だった、山本美代子さんのお話でした。参加者のみなさんからのたくさんの質問に、時間の許す限り答えて頂きました。
・アメリカ カリフォルニア州登録看護士山本美代子さんのお話
山本さんはSan Diego Humane Society(以下、SDHS)で、2017年から動物看護師として3年間働かれて、去年の12月に帰国されました。
SDHSの認知度は現地でもかなり高く、その活動も注目もされるので、ニュースになることもよくあるそうす。
「日本でもSDHSのような施設は作れますか?」という質問に対して、確かにアメリカには理想的な施設が存在しており、保護動物やペットについて、日本は後進国だと感じることもあるかもしれないが美点もあります、と山本さんは指摘しました。
例えば、アメリカでは公共物がなぜか壊される傾向にあるらしく、日本のように、公共のものを大切に使うという、当たり前のことができなかったりするそうです。
そして、アメリカのように広大な土地を確保するのは難しいけれど、日本では昼夜を問わず、安全に外を出歩くことができる場所があります。
こんな風に文化・風習に違いのあるお国柄をふまえて、その土地にあった形を考えればいいのではないかとのことでした。
また、ウィズコロナの世界になって、アニマルシェルターの在り方を考え直す時がきたように思うと、山本さんは話されました。
不必要なものをそぎ落とし、昔ながらの「動物を飼えなくなった人が、○○さんへ譲る」というような、直接人と人とを結びつける方法など、日本で元々やっていたシンプルなことを見直すことも良いのではないかと、山本さんは考えているとのことでした。
山本さんに、皆さんからのたくさんの質問に答えて頂きましたが、気付けば終了時間となっていました。
「また、どこかでお会いできればと思います」と、山本さんは笑顔でオンラインセミナーを締めくくりました。
【山本美代子さんについて】
ホームページ https://www.miyolistic.com/
facebook facebook.com/miyokkoro
 
以上、駆け足でしたが、オンラインセミナーの前半・後半部分のお話を、簡単にまとめてみました。
前半はこちら https://christelfoundation.org/news-blog/blog/volunteers-report-020.html
他にも、各講師の方々からの興味深いお話がたくさんありますので、よろしければ、YouTubeを是非ご覧になってみて下さい。
https://youtu.be/GgkeZ9hgwxs

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http://www.fosternet.org/