当財団では、2021年7月より、保護犬猫1頭につき5,000円の医療費補助を行う保護犬猫支援基金の運営を開始しています。
↓保護犬猫支援基金について↓
https://christelfoundation.org/project/zero/healthcare/
先日 当基金の協力動物病院である、東京都 渋谷区にある「JAMCシェルタークリニック」さんを訪問し、当基金や動物保護活動全般について意見交換を行いました。
「JAMCシェルタークリニック」さんは、宮古島において保護された犬たちを、飼い主さんが見つかるまでの間預かり、必要な医療ケアを行っています。
基本的には、宮古島の別病院で初期医療を済ませてくる犬たちが多く、その費用については、現在は当基金の補助の対象ではないこと、慢性的に治療・ケアが必要な病気を持っている犬たちも一定数おり、そんな彼らの医療費のこと等、当基金として検討しなくてはならない課題が見つかり、様々なアイディアもいただきました。
「JAMCシェルタークリニック」さんでは、最大3頭まで一時預かりが可能とのことで、病院関係者の方々が、朝から晩まで代わる代わる面倒を見ています。動物病院としてのお仕事がありながら、同時にこのような活動もされていることは非常に大変なことです。
グループ代表である上野先生の、「助けたい子たちが世の中には沢山いるのに、一度に3頭しか保護できていないのです・・・。」というお言葉がとても印象的であり、自分たちがなんとかしなければならない!との強い思い・覚悟に感銘を受けました。
当日は、宮古島からやってきた子犬1頭に会うことができ、あわせて、現在準備中のドッグランスペース等も見せていただきました。
非常におとなしく、まだまだ人馴れはしていないながらも、つぶらな瞳がとてもかわいい子犬でした。
「JAMCシェルタークリニック」さんが一時預かりをしてきた犬たちは、とても明るく人懐っこいか、おとなしいながらも非常に警戒心が強く心を開くまでに時間がかかるか、両極端だそうです。また、保護された際のトラウマなのか、男性を怖がる傾向にあるとのことでした。
これまでの各協力動物病院さんへの訪問と同様に、今回も、多くの学びがあり、課題も見つかりました。
今後、当基金をどのように運営していくか財団として検討をしつつ、これからも「JAMCシェルタークリニック」さんを始めとした各協力動物病院さんと協力し、1頭でも多くの犬・猫たちがより良い医療を受けられること、そしてそれが彼らのより良い未来につながることを目標に、運営を続けてまいります。