突然ですが、犬は人間の4倍の聴覚があることをご存知でしょうか?
人間は25,000ヘルツ以下の音しか聴き分けることができないのに対し、犬は80,000~120,000ヘルツの音を聴き分けることができるとされています。
そのため、私たちからすると大したことないと感じる音でも、不快に感じたり、中にはパニックを起こしてしまう犬もいます。
多くの犬が不快と感じる音は、以下のものがあげられます。
・工事音
・金属音
・エンジン音
・掃除機やドライヤーの音
・雷
・花火 等
まったく怖がらない犬もいますが、特に夏は、雷や花火の大きな音・響き・光などに驚き、本能的に自己防衛のため怖がる犬が多いようです。
震える、隠れようとする、騒いでしまう等の行動があげられます。
個体差はありますが、恐怖心の強い犬の場合、失禁や脱糞、飲食もできなくなるほどに怯えてしまう犬もいるようです。
パニックを起こしてその場から逃げ出してしまい、迷子になってしまうケースもありますので十分にお気をつけください。
愛犬が不快に感じる音の中には、生活音など、日々の生活の中で徐々に慣らすことができる音もある一方で、雷など突発的なものもあります。
まずは愛犬が普段どのような音に反応するかを理解することが重要です。
その上で、その音についてできる対策を講じるなどして、愛犬ができるだけ安心し、共に心地よい時間を過ごせるようにしましょう。
(余談ですが、財団スタッフが飼っている犬も保護当初、雷がなるとどうしてよいのか分からずに、部屋の中を行ったりきたり繰り返しておりました。雷が鳴っている間、抱っこをして“大丈夫だよ”と声かけを続けておりましたら、いつしかすっかり平気になっておりました!)
【出典・参考文献】
https://www.police.pref.hyogo.lg.jp/shokai/dog/monoshi/
https://www.ana.co.jp/travelandlife/article/001204/
https://www.green-dog.com/cocokara/mental_healthcare/dogs-dislike-sounds-122/#i