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支援活動を読み解く

クラウドファンディングの結果報告(フォスター動物病院)

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photo by 半沢 健

保護犬・保護猫を引き取って飼う方も徐々に増えていますが、譲渡が進まず保護施設(シェルター)や個人ボランティアさん宅で、保護犬・保護猫が過密に飼育されている事態も発生しています。
殺処分を免れたものの必要なケアが行われず、収容環境が劣悪になるケースもあり、「殺処分ゼロ」の弊害とも言われています。これでは「犬や猫の命が救われて良かった」と言うこともできません。
このような問題を解決するためには、アニマルウェルフェアが担保された居場所(受け皿)を増やすこと、それと同時に、より良い譲渡を促進することの両方を叶えることが必要になります。
さまざまな団体や個人の方が積極的に活動に参加されていますが、私達は、その中でも日本全国に存在し、動物の専門家である動物病院のさらなる協力が欠かせないと考えるに至りました。
そこで、既に主体的に保護犬・保護猫を預かり、必要なケアと環境を提供し、新しい飼い主とのマッチングを行っている動物病院を「フォスター動物病院」と呼び、その存在をより多くの方に知らせることで、動物病院による保護活動を持続的なものにするために皆様とぜひ応援できればと考えております。
2019年9月末~2020年1月末にクラウドファンディングを行い、このような保護活動に尽力している動物病院を支援するため手数料を除くすべての金額(872,410円)を動物病院🏥に寄付いたしました❗️
https://shopping.nikkei.co.jp/projects/cve
クラウドファンディングで集まった金額をお渡しした各動物病院よりご報告をいただきましたのでご紹介させていただきます❗️
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センター南動物病院
この度は、クラウドファンディングにて、当施設のご支援誠にありがとうございます。新型コロナウイルスの影響でイベントや譲渡会も中止し、募金や支援が不足している中、非常に助かりました。
フードなどの物資は多くの方々にご支援いただけているのですが、シェルター維持費とともに、疾患などを持った保護犬たちの医療費は負担が大きく、このままでは閉鎖も検討しておりました。
今回のご支援はその部分を中心に大切に使わせていただきます。
この度はありがとうございました。
センター南動物病院 代表 山本りつこ

JAMCシェルタークリニック(日本動物医療センター内)
この度はクラウドファンディングへご協力いただき誠にありがとうございます。
JAMCシェルタークリニックでは沖縄県宮古島の保護犬が新たなご家族を見つけるまでの一時預かり活動、避妊去勢手術や予防医療を提供しております。(2019年は46頭)
皆様から受け取りました気持ちは宮古島からの渡航に用いられるクレートや、安心して新たなご家族とお散歩に行ってもらうための首輪やリードなどの購入に当てさせていただきます。
これからも1組でも多くの保護犬とご家族の絆をつなぐお手伝いができればと思っております。
JAMCシェルタークリニック 院長 瀬尾和馬

ペットスペース&アニマルクリニックまりも
この度はありがとうございました。医療ケアを受けやすい環境ということもあり、治療が必要な子たちも多くいます。頂いた寄付金は主に治療費に充てさせていただく予定です。
引き続き家族のいない犬猫たちを気にかけていただけますと有難いです。すべての命に愛情を注げる社会になることを願っています。
ペットスペース&アニマルクリニックまりも 院長 箱崎加奈子

らむ動物病院
この度はご協力いただありがとうございました!
動物病院として、保護、医療措置から譲渡・その後のサポートまでトータルで行うことで、不幸な子を作り出さない社会作りの一端を担えたらと思っております。今後もよろしくお願いいたします。
医療が必要な子をメインで引き取るので、大部分はその医療費です。
その他はフード代やトリミングに関わる諸経費に充てる予定です。
らむ動物病院 浜谷 楽夢院長 、浜谷 創楽副院長

あさか台動物病院
この度は保護犬・保護猫の活動にご賛同いただきましてありがとうございました。
当院の活動はまだまだ小規模でささやかなものですが、これからも本活動を続けていき、動物たちとそのご家族が幸せになれる架け橋になれればと思います。
寄付金の使途:保護猫活動を促進するためのキャットタワーの充実
あさか台動物病院 院長 宗像 俊太郎