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災害時ペットのために必要な備蓄品を、優先順位の高い順にご紹介します。

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photo by 半沢 健

明日で、東日本大震災から12年が経ちます。改めて犠牲となった方々に哀悼の意を表します。
この12年間にも様々な災害が発生しました。
日本では、各地で大きな地震がありました。
海外では、つい先日もトルコで大きな地震がありました。
いつ起きるか予想ができないからこそ、日頃から備えておく必要があります。

”災害時には備蓄品を準備するべき”ということは分かっていても、なかなか何からどう準備をしたらいいか分からないという声を耳にします。
本日は、環境省の「人とペットの災害用対策ガイドライン」に基づき、優先順位の高い順に、備えておくべきの備蓄品をご紹介します。

【優先順位1】
・療法食、薬
・ペットフード、水(少なくとも5日分[できれば7 日分以上])
・キャリーバッグやケージ(猫や小動物には避難時に欠かせないアイテム)
・予備の首輪、リード(伸びないもの)
・ペットシーツ
・排泄物の処理用具
・トイレ用品(猫の場合は使い慣れた猫砂、または使用済猫砂の一部)
・食器

【優先順位2】
・飼い主の連絡先と、ペットに関した飼い主以外の緊急連絡先・預け先などの情報
・ペットの写真(印刷物とともに携帯電話などに画像を保存することも有効)
・ワクチン接種状況、既往症、投薬中の薬情報、検査結果、健康状態、かかりつけの動物病院などの情報

【優先順位3】
・タオル、ブラシ
・ウェットタオルや清浄綿(目や耳の掃除など多用途に利用可能)
・ビニール袋(排泄物の処理など他用途に利用可能)
・お気に入りのおもちゃなど匂いがついた用品
・洗濯ネット(猫の場合は屋外診療・保護の際に有用)など
・ガムテープやマジック(ケージの補修、段ボールを用いたハウス作り、動物情報の掲示、など多用途に使用可能)

詳しくは、環境省発行の「人とペットの災害用対策ガイドライン」をご覧ください。
また、こちらのガイドラインでは、他にも「ペットの避難に必要な避難用品」や「災害に備えてのしつけや健康管理」についても紹介されています。

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h3002/0-full.pdf

最後に、”あなたとペットは大丈夫?「発災当日編」「避難生活編」”と、それぞれの場面で備えておくべきものが分かりやすく紹介されている、環境省の動画を紹介します。
https://www.youtube.com/watch?v=gGry3-gR4cM (発災当日)
https://www.youtube.com/watch?v=QHEn_EzGuTM (避難生活)

完全な防災対策は難しいかもしれませんが、できることから始め少しでも被害を減らす減災を目指してみませんか。
本投稿が一緒に暮らす動物も含めた防災対策を考えるきっかけになれば幸いです。