飼い主のいない犬・猫にアニマルウェルフェアを
日本の犬・猫の殺処分数は、財団設立時と比べ、大きく減少していますが、まだ、ゼロからは程遠い数となっています。
また、殺処分ゼロという言葉ばかりが注目され、独り歩きしてし、
犬・猫のアニマルウェルフェアが十分に考慮されない事態も生じています。
私たちは、飼い主がいない犬・猫の殺処分を1頭でも減らしゼロに近づけるための取り組みだけでなく、
その先にある彼らの一生を考え、彼らが幸せに生きられるよう、アニマルウェルフェア (※) が満たされない犬猫ゼロを目指します。
※アニマルウェルフェアとは、動物の身体的・精神的状態を意味します。
アニマルウェルフェアが満たされる/向上するとは、動物が身体的・精神的に幸福な状態であるということです。
国際的に最も認知されているアニマルウェルフェアの基本原則が5つの自由
(飢えや乾きからの自由、不快からの自由、痛み:怪我・病気からの自由、恐怖や苦悩からの自由、正常な行動ができる自由)です。
WELCOME PET CAMPAIGN
WELCOME PET CAMPAIGN(ウェルカム・ペット・キャンペーン)では、「保護犬・保護猫」の存在をより多くの人に知ってもらうこと、そして犬や猫を家族に迎え入れる際に「保護犬・保護猫」という選択肢が当たり前になる社会を目指し、啓発活動を行っています。
冊子を作成し、配布にご協力いただいている皆様と共に、保護犬猫の存在認知拡大に向け活動をしています。
Panel for Life
Panel for Life (命のパネル)では、等身大の犬猫パネルを様々な場所に設置することにより、より多くの方に「保護犬・保護猫」の存在を知っていただき、新しい家族に迎え入れる機会を提案しています。
犬猫パネルにはQRコードがついており、スマートフォンで読み取ると、専用HPにリンクし、保護犬猫の情報が閲覧できる仕組みとなっています。
保護犬猫支援基金
クリステル・ヴィ・アンサンブルは、保護犬・保護猫の治療やケアを行っている動物病院に対して、1頭あたり5,000円の医療補助を支援する「保護犬猫支援基金」を開始しました。
当財団では、アニマルウェルフェアの向上と犬猫の殺処分ゼロを目指して、保護犬・保護猫がより良い医療・ケアを受けて、譲渡が促進される社会を目指しています。