本日3月3日は国連により制定された【世界野生生物の日】です。
そこで、当財団が支援させて頂いている2つの団体の活動についてお話させて頂きます。
まず、北海道釧路で希少猛禽類の保全・研究活動を行っている猛禽類医学研究所との共同プロジェクトで日本全国で鉛弾の使用禁止を訴える署名についてです。
北海道では、鉛弾で撃たれたエゾシカを猛禽類が食べ、鉛弾の破片を一緒に食べてしまうことで
鉛中毒に陥り、激しい貧血や神経症状による運動機能の低下により衰弱死してしまうオオワシ、
オジロワシなどの猛禽類が数多くいます。
※写真は鉛中毒に陥り立ち尽くすオオワシ
残念ながら、この冬にも鉛中毒で死に至った個体がいました。
これ以上、生態系の頂点に位置し、地域の生態系に大きな影響を持つ希少猛禽類が鉛中毒で命を落とすことがないよう皆様からのご署名お願いします。
鉛弾使用の全国禁止の署名はこちらからできます! http://goo.gl/qkMwto
検索サイトからは「鉛弾 署名」でも検索できます。皆様からのご賛同をお待ちしております!
2つ目は、ボルネオ保全トラスト・ジャパンとボルネオの生態系を保全する取り組みです。
ボルネオ島ではパーム油生産の為の大規模農園の開発により、ゾウやオランウータン等の住処である熱帯雨林が伐採されています。
※写真は河岸ギリギリまで開発されたキナバタンガン川流域
餌を求めて畑に踏み入り害獣として殺される野生動物もいます。
※写真はプランテーションでアブラヤシを食べるゾウの群れ
お弁当の揚げ物、ポテトチップスやチョコレート、食器用洗剤、シャンプー等の表示に、
「植物油脂」「界面活性剤」と記載があれば、ほぼパーム油が原料です。
ボルネオ島で生産されているパーム油を多く消費しているのは、私たち日本人なのです。
そこで当財団では、ボルネオ島に生息する野生動物をモチーフにしたアクセサリーをR ethicalと共同で制作・販売し、経費を除く売上の全額を、ボルネオ保全トラスト・ジャパンに寄付しています。
寄付金はボルネオ島で保護されている仔ゾウのミルク代や植林・育林の費用として活用されています。
アクセサリーについては検索サイトから「伊勢丹 クリステル ボルネオ」で検索してください。
「世界野生生物の日」に、野生生物とどう関わり守っていくか、私たちができることを一緒に考えてみませんか。