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【3月11日 動物と防災対策について】

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photo by 半沢 健

本日は3月11日、東日本大震災から9年たちました。

改めて犠牲となった方々に哀悼の意を表します。

また被災された方々のお気持ちが少しでも前に進めるよう心より祈っております。

この9年間にも様々な災害が発生しました。

災害が絶えない日本では人間だけではなく一緒に暮らしている動物と防災についても考える必要があります。

いつ起こるかわからない災害に対し、いざという時のために備えていただければと思います!

 

まず、「同行避難」「同伴避難」という言葉についてご存知でしょうか。

「同行避難」とは、災害が起きた時に、飼い主とペットが同行し安全な避難所まで避難することをいいます。

「同伴避難」とは、ペットと一緒に避難した上で、被災者が避難所でペットを飼養管理するという状態のことをいいます。

ただし同伴避難でも、飼い主とペットが同室で一緒に過ごすことができるとは限りません。

各自治体によって異なりますので、一度、お住まいの自治体や最寄りの避難所に確認してみてください。

インターネットからは「お住まいの自治体名 ペット 避難」と検索、または、各自治体の防災課や危機管理課等にお問い合わせをすることで確認もできます。

また、自治体による避難訓練に参加してみるのもおすすめします。

 

次に、今日からでも実践できることをご紹介します。

フードやお水、トイレ、常備薬等、グッズの備えがしっかりあると安心です。

犬の場合、避難所での生活や緊急時のために、日頃からいろいろな方に触れ合う機会を設け、人に慣れさせておくことや、「おいで」と呼んだらちゃんと来るようにする、不妊去勢手術、狂犬病ワクチンの接種はもちろん、マイクロチップや迷子札の装着もあると、万が一逃げてしまった時も安心です。

猫の場合は、習性上狭いところが安心するため、キャリーケースに慣れさせておくことが重要です。

危ない時はここに隠れればいい、という認識をもたせることで、万が一避難が必要になった時もスムーズな避難が可能になりますし、愛猫も安心できます。

普段からキャリーケースを部屋に置いておくようにし、ここが安全で安心できる場所、と覚えてもらいましょう。

また、猫にも不妊去勢手術、ワクチンの接種やマイクロチップ・迷子札の装着があるとより一層安心です。

 

保護犬・保護猫を迎え、大事なご家族の一員となった愛犬、愛猫が、再び保健所や保護施設に戻ることがないよう、正しい知識を身につけ対策をしてあげましょう!

災害はいつどこで起こるかわかりません。完全な防災対策も難しいかもしれませんが、できることから始め、少しでも被害を減らす減災をめざしてみませんか。

 

本日3.11のこの投稿が一緒に暮らす動物も含めた防災対策を考えるきっかけになれば幸いです。

 

「ペットも守ろう!防災対策」(平成29年9月)

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2909a.html