昨年度、自治体による猫の命を繋ぐための取り組みを応援するために行った「ふるさと納税」について、100万円をご寄付した名古屋市から「名古屋市動物愛護センターだより」を頂きましたので、その一部を紹介させていただきます。
・殺処分機の撤去について
平成28年度より稼働停止していた「処分機」を撤去し、犬猫の収容スペースを増設することで新たに命を繋ぐための保護管理スペースに生まれ変わりました。
ただ、どれだけ多くの収容スペースを確保していても、収容できる頭数にはやはり限界があること。また殺処分機を撤去しても、殺処分自体がなくなるわけではなく、病気や怪我が治る見込みがない、人への攻撃性が激しいなどの理由で新たな飼い主への譲渡が困難は動物は、殺処分せざるを得ないのが現実です。
収容頭数を減らす取り組みや飼い主責任の啓発をさらに粘り強く進めていくことが、殺処分頭数を減らすためには必要。
・身近な場所での保護猫譲渡会
8月24日から31日まで、名古屋市では初となるセンター以外の場所、北区役所正面玄関や吹上ホールや商業施設内の駐車場、を使っての譲渡会を開催しました。
約1800名の来場者があり、のべ198頭が参加し75頭に譲渡希望者が現れました。トライアルを経て譲渡が決まった成約率は約38%、これは普段動物愛護センターで実施している猫の譲渡会に比べても高い譲渡率だそうです。
名古屋市では犬については殺処分ゼロを継続しているそうですが、猫は収容された全ての命を救うまでは至っておらず、引き続き収容頭数を減らすための適性飼養の啓発活動や、譲渡を進める取り組みを行うとのことでした。
名古屋市の取り組む「ふるさと納税」にご興味をお持ちの方は、下記webサイトをご覧ください。
http://www.city.nagoya.jp/kenkofukushi/page/0000081451.html
また、フォスターアカデミーでは、2020年1月18日(土)にセミナー第40回を名古屋にて開催します。
参加費が無料となっておりますので、動物保護活動や犬猫のアニマル・ウェルフェアに興味をお持ちの方は是非ともご参加ください。
http://www.fosternet.org/