昨日10月13日は国際防災の日でした。(1日遅れてしまいました・・・)
災害の多い日本では、人間だけではなく一緒に暮らしている動物の防災対策についても考える必要があります。
代表理事を始めとして、財団メンバーの多くがペットと暮らしており、いざという時、どうしよう、といった話をしたりします。
皆さまは「同行避難」と「同伴避難」という言葉についてご存知でしょうか。
「同行避難」とは、災害が起きた時に、飼い主とペットが同行し安全な避難所まで避難することをいいます。
「同伴避難」とは、ペットと一緒に避難した上で、被災者が避難所でペットを飼養管理するという状態のことをいいます。
ただし同伴避難でも、飼い主とペットが同室で一緒に過ごすことができるとは限りません。
各自治体によって異なりますので、ぜひ、一度、お住まいの自治体や最寄りの避難所にご確認ください。
インターネットで「お住まいの自治体名 ペット 避難」と検索いただく、または、各自治体の防災課や危機管理課等にお問い合わせをすることで確認ができます。また、自治体による避難訓練に参加してみるのもおすすめです。
次に、今日からでも実践できる対策をいくつか紹介いたします。
何よりも、フードやお水、トイレ、常備薬等、グッズの備えがしっかりあると安心です。
〈犬の場合〉避難所での生活や緊急時のために、日頃からいろいろな方に触れ合う機会を設け、人に慣れさせておくことや、「おいで」と呼んだらちゃんと来るようにすることが大事です。また、不妊去勢手術、狂犬病ワクチンの接種はもちろん、マイクロチップや迷子札の装着もあると、万が一逃げてしまった時も安心です。
〈猫の場合〉習性上狭いところが安心するため、キャリーケースに慣れさせておくことが重要です。危ない時はここに隠れればいい、という認識をもたせることで、万が一避難が必要になった時もスムーズな避難が可能になりますし、愛猫も安心できます。普段からキャリーケースを部屋に置いておくようにし、ここが安全で安心できる場所、と覚えてもらいましょう。また、猫にも不妊去勢手術、ワクチンの接種やマイクロチップ・迷子札の装着があるとより一層安心です。
災害はいつどこで起こるかわかりません。
完全な防災対策は難しいかもしれませんが、できることから始め、少しでも被害を減らす減災をめざしましょう!
「ペットも守ろう!防災対策」(平成29年9月)
https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/h2909a/pdf/full.pdf