財団のレポートで
支援活動を読み解く
9/20~9/26は、動物愛護週間です。
動物愛護週間は、国民に動物の愛護と適正な飼養についての理解と関心を深めてもらうために定められたものです。
当財団では、猛禽類医学研究所と認定NPO法人ボルネオ保全トラスト・ジャパンの2つの団体の活動を応援しています。
動物愛護週間といえば、ペットなど身近な動物をイメージしがちですが、日本における動物愛護週間を定める動物愛護管理法には、各種規定により異なるものの、動物一般を対象とした規定も存在します。また、不適切な飼養が原因で、野生化したペットたちが在来の野生動物を捕食してしまう問題などを考えると、動物愛護と、野生動物は切っても切り離せない関係であると考えています。
2つの団体に共通しているのはそれぞれの地の生態系において頂点に属する絶滅危惧種を守ることで、その地の生態系のバランスを守る活動をしているということです。
頂点(トップ)=最強!と思いがちですが、実はそんなことはなく、生態系ピラミッドの上位種であるほど、豊かな環境を必要とするため、彼らは、生態系という視点からは実は最も弱い立場に置かれているのです。
生態系のトップにいる彼らの暮らしを守ることは、その地の生態系全体のバランス保つこと、ひいては我々人間の心地よい豊かな暮らしを守ることにもつながる、そういった思いから当財団はこれからも応援を続けます。