昨年の読書犬発表会から日にちが空いてしまいましたが、「ご登壇いただいた皆様 + 豆知識(プチ紹介)」を数回に渡ってご紹介したいと思います!
本日は、吉田尚子先生と付添犬(&おすすめ本)についてご紹介いたします。
発表会では、当財団のアドバイザーでもあり、獣医師・JAHA(日本動物病院協会)理事の吉田尚子先生に、
主に①読書犬活動の概要・目的、②世界で広まる読書犬活動の効果に関する主に海外における研究報告、③犬とのふれあいがもたらす子どもへの影響、④他の読書犬活動との“違い”であり、JAHAとしても当財団としても大事にしたい重要なポイントでもある“正しい犬との接し方”、の4点を獣医学的視点で説明いただきました。
また、実際の読書犬活動がどういったものなのか実際に見ていただくために行ったデモンストレーションでは、吉田先生による生解説が行われました。
実は吉田先生、元々は、言語学・コミュニケーション学を専攻後、テレビ局に勤務されており、その後獣医師を目指し再度学生に・・・という異色の経歴をお持ちです。先生は動物福祉教育のため、子どもたちのため、様々な活動に尽力されており、その一つが、”NPO法人子ども支援センターつなっぐ”における、日本での付添犬の普及啓発を行う活動です。
世界には様々な形で私たち人間を支えてくれている犬(介助犬/盲導犬/聴導犬等)がいますが、付添犬とは
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虐待や性被害によって
傷ついた子どもたちの
ストレスや不安を軽減するため、
児童相談所などの面会やセラピー、
子どもに関する裁判などに
付き添う犬
(小学館HPより引用)
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を指します。
先日、小学館より、『傷ついた子どもたちに寄り添う付添犬の物語 「いっしょにいるよ―子どもと裁判に出た犬 フランとハッシュの物語」』という本が発売になりましたが、なんと、吉田先生は、この本に出てくる“尚子先生”なんです!
読書犬発表会には、著者の涌井学先生にもお越しいただきました。
辛い思いをしている子どもたちに心がキュッと苦しくなるとともに、動物の存在がいかにスペシャルで、子どもたちそして人間の支えであり救いとなっているか、を強く感じられるとても素敵な本です。
本の詳細はこちらをご覧ください。
https://www.shogakukan.co.jp/books/09227265
また、吉田先生には、当財団のAmazonポッドキャストEPISODE14-3で、付添犬についてお話を伺っていたり、当財団YouTubeでも犬とのふれあい方について講師をしてくださっています。
ぜひ、ご確認ください!