本日11月10日(わんわんと一緒)、
ちょうど一年前のこの日に、当財団では「どくしょ犬って知ってる?」プロジェクトがスタートしました。
「どくしょ犬って知ってる?」とは、当財団が、公益社団法人日本動物病院協会さんと共に、世界中で活動が行われている読書犬を日本で広めるプロジェクトです。
本日は改めて、読書犬活動とその効果、そして、本プロジェクトを立ち上げたきっかけ(滝川の思い)についてご紹介いたします。
<読書犬活動>
読書犬活動とは、読書犬としての適性のある犬と子どもが一対になり、子どもが人の評価を受けない環境で本を読み聞かせる活動です。
1999年、米国の非営利団体Intermountain Therapy Animals が読書およびコミュニケーションスキルの向上、そして読書への意欲向上を目的として「R.E.A.D.プログラム」を始めました。
日本でも、本プロジェクトの共催である日本動物病院協会(JAHA)などが読書犬活動を行っています。
<読書犬の効果>
読書犬活動では、読み間違いなどを笑ったり、注意したりしない犬に、子どもが本を読み聞かせます。
評価されない環境であるため、安心感や自己肯定感が芽生え自信につながる、そして読書の楽しさを理解する等の効果があると言われています。
<プロジェクト立ち上げのきっかけ(代表理事 滝川クリステルの思い)>
当財団は、設立時より「共に、生きる。」をスローガンに、人間と動物の命が共存・共生し、調和する社会の実現を目指して活動を続けてきました。
そして、2021年6月、コロナ禍で顕在化した虐待・暴力の問題に心を痛め、何とかしたいとの思いから Project SOS を開始。その第一弾として、動物虐待の無い世界を目指し、Animal SOS をスタートしました。
少しでも「命の尊さを伝えたい」、「動物達を身近に感じてほしい」。
そうすることで相手を思いやる気持ちや豊かな心が育まれ、結果として虐待や暴力は減っていくはず…。
そんな思いから、我々の普段の生活において欠かせない存在である「本」を楽しみながら、動物達のぬくもりに触れることができる、読書犬活動の開始に踏み切りました。
また、いつか読書犬が浸透し、元保護犬(猫)が読書犬として活躍することで、保護犬猫が置かれている環境や存在の周知に繋がることも目指しています。
時間がかかるかもしれませんが、少しずつ1歩ずつ活動を積み重ねて行きたいと思っています。
当財団では、定期的に正しい犬との接し方を学ぶとともに読書犬を体験いただけるイベントを開催しています。
告知の際は、HPやSNSを通して行っておりますので、フォローいただけますと幸いです。
※HPはこちら