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熊本市動物愛護センターにケージの支援を致しました。

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photo by 半沢 健
この度の熊本大震災へ、心よりお見舞い申し上げます。
熊本市動物愛護センターや、付近の避難所でケージが不足しているという情報を伺い、
財団から取り急ぎケージの支援をさせていただきました。
今後も長期的な支援を検討しております。
 
また、22日(金)「白熱ライブ ビビット」にて、災害時のペット同行非難等についての特集で、
滝川クリステルのコメントを寄せさせていただきました。
 
 
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「大切にペットを飼っている方にとっては人間と同じ家族の一員です。ペットは同行避難が原則です。
しかし、残念ながら飼い主さんと同じ空間での同居は難しいこともたくさんあると、東日本大震災の時にも伺っています。周囲のみなさんに気遣いしながら、ペットを守る環境を作って行くことは大変だと思いますが、いったんトラブルが起きてしまうと、その後、ペットに対してたくさんの制限を作りかねません。
実際に東日本大震災の時は避難所でのトラブルが原因で、現場の判断でペット不可とされてしまったケースもあったようです。これから、避難所生活が長期化することで、飼い主さんやペットの精神的不安やストレスを軽減させるには、配慮の積み重ねが大切だと思います。周りの方にも最低限のペットへの思いやりの心を失わずに過ごしていただきたいです。
そもそも、ペット同伴で避難ができない施設があるということ自体に疑問を感じています。動物先進国の欧米ではペットはもちろん家族の一員です。日本でも、東日本大震災をうけて環境省がペットとの同行非難を推奨しています。このような災害時でも、人間と一緒に避難ができる当たり前の権利が動物たちにもあります。
東日本大震災の時も、今回も、災害救助犬などがいち早く現場で活躍し多くの人間の命を救ってくれています。
「国の偉大さ、道徳的発展は、その国における動物の扱い方で判る。」とガンジーの言葉にもあります。
このような時だからこそ、動物への温かな気持ちをもてる日本になってほしいと願っています。
私はアニマルウェルフェア、生物多様性保全を目的にクリステル・ヴィ・アンサンブルいう団体を2年前に立ち上げました。団体としても今回被災された飼い主さんや動物のために、長期化する避難生活のストレスの軽減のためのご支援をさせていただく予定です。」