3月15日、恵比寿ガーデンプレイスで行われた「命の花」イベントの翌日、東京都動物愛護センター(世田谷区)を、三本木農業高校の生徒さん、引率の先生、そして、財団スタッフの総勢13名で訪問しました。東京都動物愛護センターの取り組み、動物愛護センターの役割、現状を含めた歴史的推移などの講義を受け、施設見学しました。
現在、同愛護センターの役割は、遺棄された動物や怪我(事故など)で保護される動物達が収容される施設と、説明を受けました。動物愛護管理法の改正で、動物の引き取りが減少しているとはいえ、訪問した当日もマイクロチップ装着済みのトリミングされた状態の良いプードルが保護されていました。他にも老犬、不安そうな目が印象的な中型犬、ずっと吠え続ける犬。きっと、高齢犬だから、そして、吠え続けているから棄てられてしまったのだろうか…。
お散歩ボランティアの方が散歩に出られる犬に限り、散歩に行くとのこと。まさかと思っていたので、安心しました。また、小規模ながら、犬が遊べるスペースも整備されており、職員の方の思いが伝わってきました。
人懐っこい猫も数匹保護されており、新しい飼い主を待っていました。
担当職員の方によると、現在、殺処分される90%は野良猫の親から生まれた仔猫である事実を知らされ、野良猫へのTNRの普及、理解、実施を早急に推進する重要性を、改めて知ることとなりました。
また、猫の室内飼いすることに対して色々な御意見がありますが、殺処分される仔猫の命や事故や病気から守るために、室内飼いの普及は、必須であるとのお話がありました。
訪問後、動物を棄てるのは、飼い主である私達人間です。殺処分される命を無くす為には、動物を棄てない飼い方を知ってもらう事、適切な飼い方を伝える事が一番重要なこと!ではないかと、感じました。
家族に迎え入れる前に、自分の居住環境や条件に合う動物は何?犬?猫?犬種は?かかる費用は?など、情報の収集も必要です。
東京都だけでなく、各都道府県でも、愛護センターを一般に公開して、行政の取り組みなど詳しく説明する機会を設けていますので、事前に問い合わせが必要ですが、行政の取り組みや疑問点などを理解する為に、訪問しては如何でしょうか?
東京都動物愛護センターの皆様、有難うございました。