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支援活動を読み解く

平成28年熊本地震被害への支援について

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photo by 半沢 健
 
2016年4月14日以降、熊本・大分両県で発生した熊本地震により被災されたすべての方と動物たちに心よりお見舞い申し上げます。
今回はペットとの同行避難が実践された始めての災害となりました。ペットと離れずに一緒にいることは原則ですが、飼い主さんと同じ空間での同居は難しいことがたくさんあると東日本大震災の時にも伺いました。飼い主さんやペットの精神的不安やストレスが強まる中で、周囲のみなさんに気遣いしながら、ペットと共に過ごす環境を作って行くことは大変なことかと存じます。そこで、災害時にもペットと一緒にいるための支援を、微力ながら始めることに致しました。

まずは、以前取材させていただいたご縁のある熊本市動物愛護センターや、付近の避難所でケージが不足していると聞きましたので、取り急ぎケージを送らせていただきました。迷子になってしまったペットたちが、飼い主さんの元へ戻るまでの間、少しでも落ち着いて過ごして欲しい。また避難所でペットたちの居場所が無い場合は、そちらでも活用いただければと思います。
次に、財団のアドバイザーになっていただいている公益社団法人 日本動物病院協会(JAHA)様に相談させていただき、2つのサポートを行うことに致しました。
暖かくなるにつれて欠かせなくなるのがノミ・マダニのケアになります。ノミを放置すると、ペットにとってかゆみをひき起こすだけではなく、貧血や皮膚炎の原因になりますし、ペットを介して人間に、他のペットに感染する危険性もありますので、避難所やシェルターで過ごすペットたちは必ずノミ・マダニ駆除薬を投与いただきたいと思います。
また、非日常的な環境で避難生活を続けるペットたちのストレスケアのために、牛乳生まれのサプリメント「ジルケーン」を必要な方に届けたいと考えております。(提供:株式会社インターベット様)
ペットのために「ノミ・マダニ駆除薬」、「ジルケーン」使いたいという飼い主様、ボランティア団体様、動物病院様から連絡をいただければ、順次発送させていただきます。メールに情報を記入いただきお申込みください。
mail@christelfoundation.org
(請求者の氏名、住所、電話番号、メールアドレス、職業、製品を必要としている犬猫の情報、これまでどのようにペットと暮らして来たのかをお申込みの際に送っていただく。)
尚、製品についてのお問い合わせは公益社団法人 日本動物病院協会(JAHA)の獣医師の先生方までお願い致します。
今後、避難生活が長期化すると、生活の再建のために一時的にペットと離れて暮らすことが求められる場面も想定されます。財団がボランティアを育成している「Foster ACADEMY」の修了生を中心に、その際には受け皿の1つとなれるよう体制を準備して参ります。こちらは少し先になるかと思いますが、ペットと共に被災した皆さまの支援を継続して参ります。
被災地の一日も早い復興を心より祈念いたしております。

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