概要
- 名称
- 一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブル
- 所在地
- 東京都港区元赤坂1丁目4-21 赤坂パレスビル4階B
- 設立
- 2014年5月29日
- 理事
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- 代表理事 滝川クリステル
- 理事 北田淳(コンデナスト ジャパン 社長)
- 理事 ケン・チャン(ペイシャンスキャピタルグループ株式会社 代表取締役CEO/CIO)
- 監事
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- 細野順三(freebalance株式会社 代表取締役)
- 評議員
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- John Gathright(中部大学教授・農学博士 NPO法人ツリークライミングジャパン代表)
- 近藤正晃ジェームス(一橋大学大学院客員教授)
- Abbie Li(総合診療院 院長)
- チーム・クリステルヴィアンサンブル
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- Webディレクター 富本洋平
- プロダクトコンサルタント 岩崎秀樹
- インターナショナルコンサルタント Daniel Goldstein
- クリエイティブディレクター 中山ダイスケ
- アドバイザー
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- 猛禽類医学研究所 代表/獣医師 齊藤慶輔
- 公益社団法人日本動物病院協会 理事/獣医師 吉田尚子
財団名の由来
Vie Ensembleは、フランス語で「ともに人生を歩む」「一緒の命」という意味。同じ価値の命がお互いに支えあう社会、共存・共生する社会の実現への願いを込めています。
ロゴマークについて
財団の理念である「共存」を、「&」をモチーフに表現しました。寛容と思いやりの象徴である、赤ちゃんを抱く女性の姿にも重ねています。
財団の理念
野生に暮らす生きものたちは、互いにつながり支えあい、その生態系は精妙なバランスで自然環境を構成しています。私たちの身の回りにあるほとんどのものが、豊かな自然の恵みに由来するもの。彼らは、人間の生活を支えてくれている友人です。
犬や猫など、人間と暮らすペットは、人間に癒しを与えてくれます。言葉は通じなくても、気持ちは通じています。楽しいときだけでなく、つらいとき、悲しいとき、いつも私たち人間を支えてくれる家族です。
私たちは、人間を含めお互いの命が共存・共生し、調和する社会の実現を目指しています。声なき声に耳を傾け、あらゆる命の可能性を見つめながら、互いに支えあえる社会の実現を、より深く追求していきます。
滝川クリステルからのメッセージ
“本当に大切なものは目に見えないんだよ”
“星の王子様”という一冊の本を通して出逢った、私の人生を変えた言葉です。
“目に見えないこと”
であふれているこの世の中で、動物たちに対する無関心・無知に疑問を持ち始め、動物たちとの“共存”を見直したいという思いで財団を設立してから、約8年が経ちました。
その間、沢山の方々、動物たちとの素敵な出会いがありました。動物たちの為、私達が住む地球の生態系を守るため、そしてより良い未来のために、人生をかけて熱い思いで活動している方々との出会いに心動かされました。
一方で、知りたくなかった現実を目の当たりにして、打ち拉がれる思いもしました。どんどん住処を奪われ、生きる場所がなくなる野生動物たち。私たちの豊かな生活は、多くの犠牲のもと、成り立っていました。
私たちの都合で、モノのように大量生産され、消費されるペットたち。私たちが彼らを求める裏には、安易に生産・販売され、そして不要になれば捨てられてしまう存在がありました。
オリンピック・パラリンピックが開催され、世界中から人々をお招きするまでに、日本における動物たちの保護・福祉を向上させたい。これが、当初、私たち財団にとって大きな目標の1つでした。
ポスト オリンピック・パラリンピックの今、動物たちを取り巻く環境は、以前とは大きく変わった部分もあります。しかし、はたして彼らがストレスや痛みの少ない動物本来の行動を行えているのでしょうか。そして、私たちは、声なき声に耳を傾け、彼らと十分に向き合えているのでしょうか。このような活動をしていて、本当に意味があるのだろうか。私たちの声は、ちゃんと届いているのだろうか。悩んだこと・迷ったことは、何度もあります。
しかし、今活動を辞めるわけにはいきません。むしろ、私たちの豊かな生活の裏にある数多くの命の犠牲に沢山の方々が気づき声をあげはじめている今、いままで以上に皆さまと命の重みを考えるきっかけや機会を増やし、大きな社会のうねりの一助となりたいと思っています。
“共存”、“ともに人生を歩む”
とは、一体どういうことなのか?その答えを探すため、私たちは活動を続けます。
そして、同じ想いを持ち活動する団体や行政、個人の皆さまの力を合わせるための架け橋となれるように。約8年の間に出会った皆さまと、そして、これからの活動の中で出会う皆さまと、“共に”歩み続けます。
写真について
このホームページでは、操上和美さん、そして半沢健さんに撮影いただいたお写真を使用しております。
操上和美さん
操上和美さんには、財団を立ち上げるに際し、愛犬アリスの故郷であり、また、東日本大震災で津波の被害にあった福島で写真を撮っていただきました。
震災後の混乱の中、助けられた命と不幸にも救えなかった命があります。そんな中、奇跡的に救出されたのが、このアリスでした。
撮影当時、アリスの故郷の浪江町には足を踏み入れることはできませんでしたが、縁あって出逢えたこの小さな命とのつながりを想い、震災後、県内に取り残され助けを求めていた多くの命があったことを伝えたく、敢えて福島で撮影を行いました。
震災から10年以上が経ちましたが、被害にあった人や動物たちの存在を、私たちはこれからも忘れてはなりません。引き続きこの写真を通して多くの方に伝えていくことができればと願っています。
半沢健さん
室内でのお写真は、半沢健さんに撮影いただきました。
プロジェクト・SOSのページで、私とアリスと一緒に写っている黒色の犬は、半沢さんの飼い犬でジョジョ(撮影時16歳)と言います。ご友人のお宅で生まれたミックス犬を引き取られたそうです。
半沢さんに撮影いただいた時のアリスは、13歳で、もうすっかりシニア犬です。
財団設立時と比べ、保護犬・保護猫の認知は確かに向上していると感じていますが、引き取って家族になるという選択をする方が、保護される動物の頭数に追いつかない状況は、まだ続いています。そして、特にシニア犬は、成犬に比べ引き取り手が少ないという課題もあります。
ジョジョとアリスの佇まいは、子犬には出せない落ち着きと可愛さがあり、写真を通してシニア犬ならではの魅力を伝えることができたら嬉しいです。
撮影にご協力いただいた、操上和美さん・半沢健さんにこの場をお借りして改めて御礼申し上げます。