読書犬って知ってる?

なぜ「どくしょ犬
って知ってる?」
を始めるの?

当財団は、設立時より「共に、生きる。」を
スローガンに、人間と動物の命が共存・共生し、
調和する社会の実現を目指して活動を続けてきました。

そして、2021年6月、
コロナ禍で顕在化した虐待・暴力の問題に心を痛め、
何とかしたいとの思いから Project SOS を開始。
その第一弾として、動物虐待の無い世界を目指し、
Animal SOS をスタートしました。

少しでも「命の尊さを伝えたい」、
「動物達を身近に感じてほしい」。
そうすることで
相手を思いやる気持ちや豊かな心が育まれ、
結果として虐待や暴力は減っていくはず…。

そんな思いから、我々の普段の生活において
欠かせない存在である「本」を楽しみながら、
動物達のぬくもりに触れることができる
読書犬活動の開始に踏み切りました。

chap. 1 : What is Reading to Dogs

読書犬活動とは

読書犬活動とは、読書犬としての適性のある犬と子どもが一対になり、子どもが人の評価を受けない環境で、犬を相手に本を読み聞かせる活動です。

世界一といわれる図書館を有し教育水準が高いことでも有名なフィンランドを始め、世界の多くの国で取り入れられている活動です。

読書犬活動の始まりは、1999年。読書力やコミュニケーションスキルの向上等の効果が期待できるとして、米国で活動が始まりました。

今では数多くの読書犬が、子どもたちの大事な読書パートナーとして、学校、図書館、書店等でボランティア活動をしています。

chap. 2 : How to Become Reading to Dogs
Photo by 飯田かずな

読書犬になるには?

読書犬になるための過程は、読書犬活動を行う団体さんによって様々ですが、どんな犬でも読書犬になれる訳ではありません。

まずは、健康面、安全面、性格面で適性が有ると判断されることが必要です。その上で、ハンドラーさんとのペアで、一定のトレーニングと評価を経て、信頼できるセラピー犬(読書犬)となるのです。

chap. 3 : Benefits of Reading to Dogs
Photo by 飯田かずな

読書犬の効果

読書犬活動では、読み間違いなどを笑ったり、注意したりしない犬に、子どもが本を読み聞かせます。評価されない環境であるため、安心感や自己肯定感が芽生え自信につながる、そして読書の楽しさを理解する等の効果があると言われています。

chap. 4 : Our Project
Photo by 飯田かずな

私たちのプロジェクト

“どくしょ犬って知ってる?
~ともに生きる、ともに読もう~”

「どくしょ犬って知ってる?」とは、当財団が、公益社団法人日本動物病院協会さんと共に、世界中で活動が行われている読書犬を日本で広めるプロジェクトです。

chap. 5 : What's so Special about Our Project
Photo by 飯田かずな

「どくしょ犬って知ってる?」の特徴

「どくしょ犬って知ってる?」における読書犬活動は、必ず、犬との正しい接し方講座と読み聞かせの時間がセットになります。実はなかなかきちんと学ぶ機会のない犬との接し方をあらためて学び、子どもと犬、お互いが安心して一緒の時間を過ごすために、正しい接し方を学習する時間を読み聞かせ前に設けていることが、「どくしょ犬って知ってる?」の特徴です。

また、読書犬として子どもに寄り添って読み聞かせを聞いてくれる犬たちの健康状態や様子に常に気を配り、犬たちも楽しく参加できるように工夫と配慮をしています。

参加してくれる子どもたちが読む本のチョイスも非常に重要と考えているため、本の専門家等にご協力いただき、活動に参加してくれる子どもたちにおすすめの本を提案させていただきます。

chap. 6 : Our Goals
Photo by 飯田かずな

目標

思いやりの気持ちを育む活動に

従来の読書犬活動の目的・効果である、活動を行った子どもたちの読書・学習に対する意欲を向上させることや自己肯定感を高めることを目的とするのに加え、読書犬とのふれあいを通じて、動物のぬくもりや命の尊さを学び、相手に対する思いやりの気持ちを育む活動を目指します。

人も動物にも心地よい空間について考えるきっかけづくりに

また、パブリックなスペースで読書犬活動を行うことで、人も動物にも心地よい空間とはどのような空間なのか、そういった空間を作るためには何が必要なのか、皆様と考える1つのきっかけにしたいとも考えています。

保護犬(保護猫)が読書犬(読書猫)として活躍する機会を!

さらには、当財団が長く続けてきた、保護犬・保護猫の認知拡大・譲渡促進のための活動を鑑み、将来的には、保護犬出身の犬たち(そしてもしかすると保護猫出身の猫たち)が、トレーニングを経て読書犬・読書猫となり、活躍するまでを支援することも目標としています。彼らの勇姿を多くの方に見ていただくことで、さらなる認知拡大や譲渡促進につなげたいと考えています。

chap. 7 : Apply for an Event

活動のご案内・募集

「どくしょ犬って知ってる?」@代官山 蔦屋書店

犬との正しい接し方講座&読書犬に対する本の読み聞かせ体験を行います。

日時
2023/06/18 11:00~12:10
場所
代官山 蔦屋書店 キッズフロア
費用
無料
対象
8歳~12歳
定員
お子様 4名(&同伴者として保護者原則1名)
補足
申込先着順で定員になり次第締め切らせていただきますので、参加をご希望される場合はお早めに申し込み下さい。 発熱、咳、くしゃみなど風邪の症状がある方、体調のすぐれない方は、ご参加をお控えください。 犬アレルギー等をお持ちのお客様がご参加いただく場合は、自己責任にてお願いいたします。主催・共催団体の活動報告として、当日撮影した写真や動画をSNS等で使用させていただくことがありますので、ご了承ください。ご応募に際しご提供いただいた個人情報は、弊財団のプライバシーポリシーの定めるところにより取り扱わせていただきます。 ご応募に際し応募者様に生じた損害等につきましては、弊財団に故意・重過失のある場合を除き、弊財団は一切賠償の責を負わないものとします。その他、入館に当たっての注意事項は、代官山 蔦屋書店さんの規定に準じます。
受付終了
chap. 8 : News and Reports

関連レポート

chap. 9 : Governing body and contact

運営組織

主催
一般財団法人クリステル・ヴィ・アンサンブル
共催
公益社団法人 日本動物病院協会

お問い合わせ

「どくしょ犬って知ってる?」に関するお問い合わせは、以下よりお送りください。お問い合わせにはひとつひとつ誠意を持って対応させていただきますが、少人数での運営のため、回答にお時間をいただく場合がございます。ご理解のほどよろしくお願い致します。