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犬猫等の“ペットによる思わぬ火災”が発生しているのをご存知ですか?⁡

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photo by 半沢 健

本日(3月8日)は、国際女性デーです。⁡
幸せの花と言われているミモザの花がシンボルとして有名ですが、一日前の3月7日は何の日かご存知でしょうか?⁡
国家消防庁(現在の総務省消防庁)によって制定された”消防記念日”でした。⁡


消防といえば、犬猫等の“ペットによる思わぬ火災”が発生しているのをご存知ですか?⁡
昨年 愛知県と兵庫県で発生した2件の火災について、その原因がペットであったことが、今年1月に判明しました。⁡

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愛知、兵庫両県で昨年発生した2件の火災について、ガス器具大手のパロマ(名古屋市)や地元消防が、⁡
ペットの犬猫が台所のガスこんろを着火したことが原因とみて調査していることが28日、分かった。⁡
未使用時は元栓を閉めたり、ロック機能を使ったりしてほしい」と呼びかけている。⁡
(「共同通信記事」より抜粋 )https://nordot.app/991850064299687936

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独立行政法人 製品評価技術基盤機構(NITE)では、「身近な動物が思わぬ火災事故を引き起こします」と題し、ペット及び小動物や害虫による火災の事故例やその解決策をまとめた資料を公開しております。⁡

資料の一部をご紹介します。⁡


【事故状況】⁡
・NITEが収集した、平成24年度から平成28年度の製品事故情報のうち、ペット及び小動物や害虫による事故は78件(ペットの事故:26件、小動物や害虫の事故:52件)となっており、そのうち約72%、56件が火災に至る⁡
・ペット事故26件の内訳:「犬9件/猫16件/鳥1件」⁡

【ペットによる事故事例】⁡
・飼い主の不在時に猫がコンロのスイッチを入れた⁡
・猫がファクシミリに尿を掛け発火⁡
・犬がバッテリーをかみ発火⁡

【ペットによる事故を防ぐためのポイント】⁡
・出掛ける際はガスの元栓を閉め、電気製品はプラグを抜く
・ガスコンロやIH調理器などの周囲に可燃物を放置しない⁡
・危険性のあるものは保管場所に注意する⁡
・目を離す際はケージに入れる⁡

詳しくは、NITEさんの資料をご覧ください。⁡
https://www.nite.go.jp/data/000086343.pdf


思わぬところに潜む火災の危険がいくつもありました。⁡
実際にあった火災事例を知ることで、予防に繋がると思っております。⁡
火災の原因を減らすことは、自分たちだけでなく周囲の方やそこで飼育されている動物たちを守ることにも繋がります。⁡
ぜひ皆様も一緒にお考えいただけますと幸いです。⁡