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Volunteer’s Report 017 フォスターアカデミー セミナー第36回に参加してきました

今回は青山学院大学の学生団体「きすあに」の皆さんがセミナーに参加くださり、レポートを作成くださいました。

フォスターアカデミーセミナー第36回のテーマは「人と動物が共に生きるために、いま向き合い、できること」ということで、動物と私たちが共存していくために何ができるのかについて、講師の吉田 尚子先生(獣徳会 獣医師、公益社団法人 日本動物病院協会理事)のお話をお聞きしました。


まず、「動物を悪者にしない社会」を作ることが私たち一人一人ができることであると伺い、大変共感しました。犬が噛んだり、吠えたりするのには必ず理由があります。現在の日本は、その理由を理解せずにそのような犬を悪者扱いする人が存在する社会です。私は飼い主のしつけの責任、もしくは犬の習性を知らずに犬に近付く人の責任であり、必ず責任は人間にあると考えました。他の動物についても同じだと思います。

動物と共に生きていくために、人によってできることは変わりますが誰でも出来ることがあると思いました。フォスターアカデミーに参加して知識を得ること、SNSで啓発活動をすること、動物保護団体でボランティアをすること、子供たちに教育をすることなど、小さいことかもしれないけれど、それが積み重なることで動物との共存は可能になると学びました。

セラピー犬について大学の授業で学んだことがあります。その時、ディスカッションをしたのですが、ほとんどの人がセラピー犬には反対しており私も反対派の1人でした。理由は、「犬がかわいそう」「犬に対してストレスがある」「寿命が短い」など様々でした。ですが、吉田先生のお話をお聞きしてセラピー犬の活動はとても素晴らしいことだと思いました。その犬の性格や行動を見た専門家からセラピー犬として認められた犬だけがセラピー犬になることができます。例えば、知らない場所・知らない人に動じないかどうかを判断します。セラピー犬と触れ合うことによって、人は癒しを得ることができますが、セラピー犬にはストレスになっているのではないかと思っていました。しかし、オキシトシンという癒されると分泌される唾液中の成分がセラピー犬からも子どもからも確認されたという実験結果を知り、約70%のセラピー犬はストレスを感じるどころか、癒しを得ていると知り驚きました。これからセラピー犬の数が増えて、70%ではなく100%に近くなる未来が来るといいなと思いました。

また児童精神科病棟では心に傷を持つ子供がアニマルセラピーを受けた日は暴力を振るうことが少なくなるということでした。また、現在吉田先生は「NPO法人 神奈川子ども支援センター つなっぐ」の理事として、アメリカ発のコートハウスドッグを通して虐待被害児支援をする活動を進めていらっしゃいます。虐待を受けた子供たちは、警察や児童相談所の職員、病院それぞれに思い出したくもない辛い自分自身の虐待の経験についての同じ話を何回もする必要があります。つなっぐは、警察や児童相談所、病院で情報交換を行い、面接の回数を減らすことによって子供たちの負担の軽減を目指し、介助犬の1種のコートハウスドッグを通して子供たちの面接前後にストレスを緩和する活動を始めていらっしゃいます。虐待児が増加している今、子供たちの心のケアがより必要になっていると思います。日本でもコートハウスドッグが活動できる社会が増え、コートハウスドッグの存在や重要性を理解する人が増えたらいいなと思いました。

最後に実際にフォスターされた犬を飼われている吉田先生の経験談をお聞きしました。私も将来はフォスターになりたいと思っていましたが、とても難しい場合もあるのだと分かりました。まず、保護犬の中には虐待を受けていたり、野犬だったり、問題のある犬もいます。健康的に問題があったり、人を怖がったり、なかなか普通のペットとして飼うことは難しい犬をフォスターとして預かるには知識が必要だと思いました。また、フォスターされる犬はやがて新しい飼い主に引き取られます。そのため、その未来の飼い主さんに一番懐くようにしなければいけません。吉田先生の愛犬も元保護犬で、そのフォスターさんは週に一回は他の家に預けるなど工夫をなさっていたそうです。よいフォスターになるためには、フォスターとしての役割を理解し、知識を持ち、新しい飼い主との生活を第一に考えることが大切であると学びました。

吉田先生からの最後のメッセージ”Emotional but Compassionate”という言葉に大変共感しました。友達に保護犬や殺処分の話をすると「かわいそうになっちゃう」と言って関わろうとしない人がいます。それはまさにEmotional(感情的)であって、吉田先生のように動物のために何ができるかを考え、行動に移すことは、Compassionate(思いやりのある)であると思いました。私もCompassionateに自分のできることをしていきたいと思います。

私は青山学院大学動物愛護団体きすあにで活動をしています。SNSもあるので、よろしければフォローよろしくお願い致します。
Twitter @kisu_ani
Instagram @kisuani


今回のセミナーから、ユニ・チャーム株式会社様が協賛くださり、参加費が無料になっております。
次回以降のセミナーも参加を受け付けておりますので、どうぞ定員に達する前に、お申し込みください!
http://www.fosternet.org/