クリステル・ヴィ・アンサンブル

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Volunteer’s Report 003 フォスターアカデミー 第21回セミナーに参加しました

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クリステル・ヴィ・アンサンブルの活動を支えてくださっているボランティアのお一人である三浦 新さんからさんから寄せられたレポートをご紹介します。

8月6日、青山学院アスタジオにて、フォスターアカデミー 第21回セミナー「不幸な猫をゼロにするために出来ること」に参加してきました。

講師は斉藤朋子先生(獣医師。NPO法人ゴールゼロ代表・mocoどうぶつ病院院長・東京都動物愛護推進員)、ならびに墨田由梨さん(東京都動物愛護推進員)のお二人でした。

今回は、斉藤先生よりミルクボランティアについての説明と、墨田さんによるミルクボランティアの体験談を伺いました。

どこをさわっても、しなやかで丸くてやわらかい。

猫を飼う楽しみの一つは、感触がやわらかいということです。

そんな猫達と、生まれた時から、ほぼ一緒に生活をしてきました。

野良猫の立ち寄り場所であったり、いつのまにかいついたり、拾ってきたりと色々ですが、猫を買ったことは一度もありません。

猫は増えるからです。

通い猫が仔猫をくわえて運んでくれば、たいてい2、3匹が生き残り、徐々に増えていきます。

私が子供の頃は、近所の動物病院といっても、車でいかなければならない距離にひとつしかなく、しかも半分野良だったせいか、去勢手術をするという考えもありませんでした。

どこで噂が立ったのか、我が家へ猫を捨てる人が出るようになり、ある時、まだ目の開かない仔猫が数匹捨てられたことがありました。

仔猫独特の、不思議と耳につく鳴き声。

庭の木の根元に、むにむにと塊で動く仔猫たちを見つけました。

震える仔猫たちをミカン箱に入れ、その日から母の人工保育が始まりました。

母猫が仔猫を育てるのを年中見ていましたので、世話の仕方で困ることはありませんでしたが、ミルクを飲ませるのが本当に大変そうでした。

夜中に、仔猫のお腹が空いたと鳴く声にせがまれ、数時間おきにミルクをあげていました。

当時、母は働いていたので、体力的にかなりきつかったと思います。

やがて、ミカン箱の中でむにむにと動いていた仔猫が、箱をよじ登っては落ちるようになった頃、ふわふわとした毛並みになり、ものすごくかわいくなったのを覚えています。

お話を聞きながら、私はそんな子供の頃のことを思い出していました。

フォスターとは、保護された犬や猫を一時的に預かるボランティアのことで、ミルクボランティアとは、母猫の代わりに授乳をするボランティアのことだそうです。

当時、母はすでに、ミルクボランティアを経験していたのだなと思いました。

お二人の講師の話を聞いて、心に何を思い浮かべたかは、参加者それぞれだと思います。

不幸な猫を減らすためには、斉藤先生は、猫を増やさないことが重要なのだと、不妊去勢手術の大切さを、「蛇口をしめる」という表現を使って説明していました。
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子供の頃とは違い、今では我が家も、去勢手術を済ませた猫達を、内猫として飼っています。

動物病院も、選べるほど近所に開院しています。

周囲の猫の飼い方に対する意識も、大分変わってきたように感じます。

それでもまだ、人と共に生きることができない猫達が、世の中にあふれています。

猫が好きな人全員が、猫を飼えるわけでもありません。

様々な形でのボランティアの方を、地道に増やしていくことが大切です。

いきなりミルクボランティアを始めるのは、ハードルが高いかもしれません。

ですが、このフォスターアカデミーに参加したことをきっかけに、「自分に何ができるのか」を、参加者の方々が静かに考えているのを感じました。

「幸せな猫をつくることは、幸せな家庭をつくることです」
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墨田さんはそう言って、素敵な笑顔で話を結ばれました。

何かできることをしたい!

その笑顔に勇気づけられた方が、きっとたくさんいらっしゃると信じています。