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Volunteer’s Report 001 「TOKYO ZERO 第七回勉強会に参加しました」

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クリステル・ヴィ・アンサンブルの活動を様々な形で支えてくださっている皆さんから寄せられたレポートを今後、ブログで紹介して参ります。第1回は、三浦 新さんがセミナーを受講された感想文です。

「TOKYO ZERO 第七回勉強会に参加しました」

三浦 新

 

うちには猫が三匹います。

私の人生の中で、猫がいなかった時期は、ほんの数年しかありません。

なのに、その猫を守るための法律や、猫の明日を守るために奔走している人達のことを知らずに過ごしてきました。

もちろん、猫だけではありません。

世の中には、たくさんの動物たちと共に暮らしている人がいます。

また、人とともに暮らすことができない動物たちも、たくさんいます。

今まで、ペットとしての動物しか意識をしていなかった自分に、どれだけのことが理解できるか分かりません。

「動物と共存していく」というテーマは、今の私には、まだまだ遠い世界のことのように思えて、その大きさに思わず立ちすくんでしまいます。

けれど、そのテーマを「知る」ということから、何か始められることがあるかもしれません。

まずはそれに近づくために、私なりの小さな一歩を踏み出しました。

 

去る三月三十日(木)に開催されました、「いちから学ぶ ペットのためにできること」勉強会シリーズ、第七回に参加をしてきました。

今回のテーマは、迫る次の動物愛護法改正に際し、動物福祉向上のために、動物愛護法はどうあるべきかについて、みなさんで考えていくということでした。

約百名の参加者と一緒に、四名の登壇者より、様々な意見を聞くことができました。(パネリスト:松野頼久氏/民進党衆議院議員。細川敦史氏/弁護士。和崎聖子氏/NPO法人「動物実験の廃止を求める会(JAVA)」事務局長。進行:太田匡彦氏/朝日新聞文化くらし報道部記者)

このような勉強会に初めて参加するので、少し緊張をしていました。

初めての勉強会が法律改正の話というのは、ハードルが高いのでは? と思いましたが、初心者の私にも十分理解できる内容でした。

幅広い世代の方が見守る中、来年に行われるであろう動物愛護法の改正に向け、これだけは改正を望むという検討項目について、各パネリストから提示がありました。

いくつか例をあげますと……

・八週齢規制の実施

・繁殖業に基準を設ける

・飼養施設の規制

・虐待の防止・罰則の強化

・自治体の収容施設や動物管理について統一基準を設ける

もちろん、その他にもたくさんありましたが、特に取り上げて説明をしていたものを記載致しました。

詳細については、みなさまの方がはるかに詳しいと思いますので省きますが、法改正の話を聞く中で、同じ世界に生きるもの同志なのに、人間と動物とでは、ここまで扱いが違うのかと感じました。

彼らを守るのに細かな「法律」が必要な世の中なのかと、悲しくもありました。

 

八週齢規制の話を聞いた時に、ふと思い出しました。

うちの猫はみな、保護された猫を譲り受けたものです。

そのうちの二匹は、「ふみふみ」ができません。

母親のお乳を吸う時や甘えたい時にする、前足を交互に押しだす仕草がありますが、それができないのです。

今までそんな猫は見たことがありませんでした。

そんな「猫として当たり前」だと思っていた仕草が出来ない猫がいるなんて、思ってもみなかったのです。

二匹とも捨て猫で、うち一匹は、両手のひらに乗るくらい小さな時に保護された猫でした。

たった一匹で海岸にいたそうです。

八週齢規制で実現したい事からは、問題として少し離れるかもしれません。

けれど、幼い頃に仲間や親と離れた結果、「こういう猫に育つのか」と、私なりにこの問題を身近に感じることができたのです。

 

パネリストの方の考え、質問をする聴講の方々の思い、時には熱く、時には冷静に勉強会は進んでいきました。

みなさまの考え方は様々で、全て一緒ではありません。

関わり合いのある動物たちとの関係の中で、重きを置く問題点は人それぞれです。

それでも、重なりあうほんの少しの部分だけでも、改善することができたとしたら、それは動物たちにとって大きな前進となると感じました。

 

数々の問題提起の中で、一人のパネリストの方がこう表現されました。

「スイッチが入る」

いつからでも、どんなことからでもいいから、こんな問題があるのだという事を知る。

そして、ある日突然、何かのきっかけで「スイッチ」が入り、動物のために、その人なりにできることをすることがあると話されていました。

今まで何も気にしてこなかった人に、急に動物のために何か考えろというのは、なかなか難しいと思います。

でも、もし問題に気付いたら、見ないふり聞こえないふりをするのではなく、「何故?」と疑問を持つことはできるかもしれません。

今回の勉強会に参加できたことで、動物をとりまく問題の一端を垣間見ることができました。

正直言って、まだ何ができるかは分かりません。

 

けれど、友人に話したり、疑問に思ったことをネットで調べ、「知る」ことはできると思いました。

既に活動をしている人から見れば、些細なことかもしれません。

それでも、私なりに始められることは何か、考えるスイッチを、そっと入れてみようと思います。

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